鮎トーナメント参戦記2003






その一
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TOYOTA CUP in 白石川
2003.7.6

この大会は、今年から行われる新しいトーナメント。協賛があの世界のトヨタだけに期待が高まる。募集要項によると全国各地で予選が行われ、決勝戦は岩手県和賀川である。
 今回の予選の場所は宮城県の白石川。参加者は宮城、福島、岩手など東北各県から集まったものの、人数は80名程度とちょっと寂しい感じ・・・
 試合は7時から10時までの1回戦、そして11時〜13時まで、上位30名による決定戦が行わる。1回戦は白石大橋を境に2つのブロックに分け、それぞれのブロックの上位15名が決定戦に残るとのこと、私は下流側のBブロック。一緒に参戦した二人の真ちゃんは上流のAブロックとなった。

一回戦
 いよいよスタート。しかし、くじ運が悪く、良さそうなポイントは次々に埋まっていく。しばらく歩くと、100m位にわたり河原にアシが茂っているところがあり、その区間は入る人がいないようなので、そこに思い切って入っていくことに。
 思ったとおり、地元の人が一人いるだけで、長い瀬ががら空きである。メタコンポの01を張り釣り開始。30分ほどでようやく最初の1尾が掛かる。しかも23pの大きさ。元気なオトリに替わると、直ぐに2尾目が来たが、これもデカイ。抜くに抜けず、寄せてからタモですくうといった取り込み。ちょっと想定していなかった大きさに戸惑ったが、とにかく、10尾は揃えたいところ。いろいろなポイントを探るが、どうも芯を外した溝状のところにいるようだ。周囲は釣れていないようなので、ポツポツでも掛ければ、予選くらいは通過しそうである。上下からの縄張り進入を警戒しつつ。どこで掛けるかを想定しながら、一つ一つのポイントを探っていく。結局終了まで9尾掛け、オトリ込み11尾である。終了間際に岩手の人に決定戦に魚を残さなきゃ駄目だよ!と指摘されたが、こっちはそんな余裕は無い。検量場所に戻るとAブロックではいきなり最初の人が13尾。これじゃ駄目か?と思ったが、その他は2〜3尾の人が多いようだ。Aブロックに入った二人の真ちゃんは、予想通り(といったら怒られるか?)の釣果で肩を落としている。さて、注目の発表。何と私はBブロック1位である。
決定戦
 決定戦は、エリアを狭めて両ブロック合わせて競技が行われる。予選の釣果では、数は上流の方が出ていたので、迷わず上流を目指す。入った場所は、午前中とは180度違うといっても良い浅い平坦な瀬である。別に狙ったわけではなく、空いていそうな所へ行ったら、そんな場所であった。ただ、平瀬といっても他より釣るには変化が必要なので、平瀬の中にやや大きな石が入っているところを何とか確保。仕掛けは、メタルからフロロの015へチェンジ。早速立て竿の泳がせを開始。不安を他所に、いきなり目印に変化が出て、1尾目が掛かるがバラシ。気を取り直し再び泳がすとまたしても直ぐに掛かる。しかし、これもバラシ。試合での連続バラシは致命的である。気を落としていると何やら後ろに気配が・・・振り返ると、そこにはビール片手にニヤニヤしている関西の真ちゃんがいるではないか。いやなところを見られてしまった。針をスティングからV10に切り替え、弱ったオトリを再び泳がす。さすがに疲れて泳ぐスピードも遅いが、何とか次の鮎が掛かる。しかし、何とこの鮎も外れる。再再度送り出す。そして掛かり、そしてバラシ。開始から4連続バラシである。後ろを振り返ると旨そうにビールを飲む姿がそこにあった。彼にとってこれ以上楽しい観戦はないだろう。しかし、ここで切れては、真ちゃんの思うツボ、ここで4本から3本イカリに切り替える。これが正解だったようで、それまでのバラシが嘘のように連続キャッチ。こうなればこっちのペース。必殺の泳がせを駆使し、入れ掛かりである。後半はさすがに鮎も少なくなり、掛かりが悪かったが、2時間でオトリ込み10尾の釣果であった。最初の4連続を考えると上出来である。検量所に戻ると、ぎりぎりの線ではないかとのこと、上位から次々に順位が入り、緊張の一瞬。なんとか滑り込みで8位入賞。今年最初の試合で、上出来の成績である。
トーナメントのレベルはともかく、一応全国大会の切符を手に入れることに成功!ついに全国デビューか?
 
DAIWA MASTERS2003 in 小国川
2003.7.8
 鮎トーナメントの最高峰ダイワ鮎マスターズに今年も参戦。今年こそはと前前日からの河川入りである。ところが、水は冷たいし、魚は見えないしで、最悪のコンディション。昨年までの小国川とは全く別の川みたいである。試釣もままならず、二人の真ちゃんは既に温泉の中。ここで一緒に湯に浸かるのは自称トーナメンターとしては恥ずかしい。それだけは思い留まり、何とか我慢の試釣。会場前のヘチを入念にチェック。数は少ないが、取りあえず鮎が付いていることを確認し宿へ帰還。
 宿へ帰ると次第に雨の音が大きくなり、いやな予感がする。過去3年間のマスターズはいずれも増水で、まともに釣りが出来なかった。大会当日会場へ行ってみると案の定濁流である。これは中止だろうと思っていると、受付をするようにとアナウンス。信じられない。この状況でどうやって釣れと言うのだ?
 やるというのだから仕方ない。取りあえずベストを尽くすべく。前日チェックした対岸のヘチを目指す。しかし渡渉できる水量ではないので、頭上の大橋を渡っての大迂回である。何とか釣りの出来そうな瀬頭の浅瀬へたどり着き、とにかく4時間オトリを弱らせず、交通事故を待つ作戦をとる。10分ほど経過した時、目印が引き込まれ軽くなる。確かに魚が掛かったような感触であるが、こんな状況で鮎が追うはずは無いと思いつつ、オトリを戻すと逆さ針がオトリの身を切って外れている。これは、もしかして?と思い。その場所をしつこく攻める。といってもひたすら止めておくだけ、1時間ほどたち、もう駄目かと思った頃、再び目印が流され、待望の1尾目をキャッチ。他が誰も釣れていないようなので、この1尾は貴重である。
その後も執拗に同じ場所を攻め、1時間後ほど経ったころ、オトリにゴミが引っ掛かり流される。仕方なく引き上げると、何と!?魚が付いているではないか?慌ててタモを出すが、あえなく空振り、バレてしまった。まあ、これは本当の交通事故みたいなもの、作戦は間違っていないと自分に言い聞かせ、再びじっと我慢の釣り、全身ずぶ濡れで体が震え、竿も大きくぶれている。30分ほどで、再び掛かり、2尾目をキャッチ。周囲からは驚きの声と拍手。しかし、ここで、水位の上昇と大きなゴミが流れ出し、オトリを入れておくとゴミと一緒に糸が切れそうになる。ここで勝負を見切り、戻りながら様子を見ることにする。特にヤナ場の下に入った真ちゃんが気になる。場所が場所だけにもしかしたら出ているかもしれない。姿を探すが、見当たらない。流されたか?と思い対岸を見ると、何やらゴミ袋片手にウロウロしている真ちゃんらしい姿がある。こちらに気がつき手を振っているではないか?試合中に何をしているのだろう?とにかく釣れていたらあんな所にいるとは思えないので、会場へ戻ることに。検量場に着くと、ほとんどの人が釣れていないようであるが、上流の堰で8尾釣ったらしいといった噂が流れている。何時も感じるのだが、どんな条件でも必ず釣ってくる人がいるからマスターズは怖い。今年も駄目だったかと思いつつも結果待ち。途中経過では、予選通過ラインはオトリ込み4尾とのこと、このまま、最後まで行ってくれと願いつつ、時計との睨めっこ。
 そして、何とか最後まで4尾で終了。4年目にして難関(参加者の10分の1)の一回戦突破である。この条件では、まぐれだと言われそうだが、場所の選定と釣り方が合っていたからの釣果だと思いたい。もっともこの日掛かった鮎は、本来の友釣りの姿ではないが、これも試合なら仕方ないというか、こうしないと試合には勝てないと思う。
 ということで、決定戦!と言いたいところであるが、何と!増水で中止となってしまった。大会規定を見ると、再々延期は無く、その場合上のブロック大会への出場選手は無しとのこと、厳しい!さすがにマスターズである。実力があっても、突破が難しい一回戦をやっと通ったというのに・・・・・またしても真ちゃんの喜ぶ姿が浮かぶ。

お楽しみ抽選会の様子。豪華商品を指を咥えて見つめる真ちゃん。
抽選にもれ、落ち込む真ちゃん。何故か野球のアンダーシャツを着ている。
これが、この日の状況。あゆっこ村に行く橋の下流です。
あこがれのマスターズ白キャップ。ちなみに一回戦は黒。
しかし、かぶることも無く終わってしまった。