ウンチク6 
−仕掛け−

 鮎釣りの仕掛けは実に様々、糸の材質だけみてもナイロン、フロロ、メタル、複合メタル、新素材等様々だし、鼻管周りはどの部分を遊動式にするかとか、背針は何がよいとか、オモリを付けたり。・・・・とウンチクを始めたらキリがない。鮎釣り雑誌を見ると、色んな仕掛けと解説が載っており、どれもいかにも釣れそうなコメントが書いてある。私もこれまで、雑誌の記事などを見ていろいろな仕掛けを使って来ましたが、行き着くところはやはりシンプル&信頼性。基本はノーマルです。
 現在、メインに使っているのはノーマル。確かに背針やオモリも非常に役立つアイテムです。私もそれぞれ使ってきて、それなりに効力を身にしみて感じています。しかし、鮎釣りの中で一番優れている仕掛けというのは、最もトラブルが少なく、信頼出来る仕掛けではないでしょうか?鮎釣りはどんなに技術があっても、オトリに左右される部分が非常に大きいものです。万が一、オトリごと掛け鮎を逃したりしたら、大きなダメージとなってしまいます。これを試合中にやったら、ほぼ命取りとなってしまいます。ということで、現在はメインに使うのはノーマル。そして、状況に合わせて、ここぞというところで、オモリをつけたり、背針を付けたりして数を稼ぐ方向になってきました。
 このノーマル仕掛け。その名のとおり、鼻管があって、逆さバリがあるだけのいたってシンプルなはずですが、細かいところで人それぞれにこだわりがあります。鼻管誘導にするのか?逆さバリ誘導にするのか、あるいはすべて固定にするのか?それぞれの号数はどうするのか?迷えばキリがありません。
 私が今使っている仕掛けは、鮎の大きさで15〜20pが中心。川の規模としては中規模河川で、どちらかというと平瀬が中心の河川が多い。そんな状況で、行き着いたのが下記の仕掛け。
この仕掛けは9.5m竿用だが、9mの場合でも天井糸の遊動部分で調整して使っている。上付け糸から下の長さについては、ほぼ一定の4.5mに決めている。まずはメタル部分の長さを決め、上付け糸の長さで調整している。メタルの長さは、1スプールで何本取るかで長さを決めているが、今使っているD社の28m巻きだと3.5m均等割りで8本取れる。最近通っている川の規模だと水中糸部分が3mあれば足りるので、再利用する際に結束部分を交換することを考慮し、3.5mで切り分けしている。全体の長さは鼻管上の所が竿尻に来るくらいが使いやすい。短い方がオトリを持ち上げたりするのには楽だが、仕掛けが短いと竿の角度が大きくなり、オトリが安定しない。本来、オトリの泳ぎだけなら、昔みたいに50pも手尻を出した方が釣りやすいが、最近のテンポ良くポイントを探り、掛けアユを引き抜く釣りだと竿一杯の仕掛けが使いやすいのだ。
 ノーマル仕掛けは、まずは、どこまでシンプルに出来るか?ノーマルといっても、鼻管まわりは、鼻管遊動式、逆さバリ遊動式などいくつかパターンがある。遊動式にするのは、もちろん釣れた鮎の大きさによって鼻管から逆さバリまでの長さを調節するためだが、釣れる魚の大きさが揃っているのであれば、遊動にする必要は無い。
 この遊動部分、鼻管を遊動にするか、逆さバリを遊動にするかだが、私は、以前は逆さバリ遊動にすることが多かった。その理由は、鼻管の網付け遊動が面倒だったことと、見栄えを気にして編み付けを少なくすると、引き抜こうとしたときにずれて、ダンゴ状態で引き抜くことになるなど、結構トラブルがあった。その点、逆さバリ遊動では、仮にずれても問題は無いので、こっちの方が使い勝手が良かったのだ。しかし、今度は仕掛けの抵抗が気になり出した。天然遡上河川での釣りでは、10p前半の魚までオトリに使うことになるが、そんな時、鼻管から下の抵抗は気になってしまう。鼻管より上の部分は、釣り人のテクニックでオトリの負担を補うことは出来るが、鼻管から下はオトリが直接背負う部分なので、極力抵抗は少なくしてやりたい。
そこで、再び鼻管遊動に戻したのだが、編み付けだとやっぱり見栄えが悪い。
 そんな中、出会ったのが、PEライン&プルージックノット。この方法だと作るのも簡単で、巻き込み回数を増やしても非常に小さく作れるで、シンプル&強固に作れるようになった。
次に、鮎の仕掛けで悩むのが糸の太さはどの位が良いのか?ということ。私の場合、ほとんどが複合メタルを使用しているが、その時の各パーツの太さをどうするか?特に下付け糸は、良くトラブルが発生するところなので、出来るだけ太くしたいもの。私は以前02〜025号を使用していたが、魚が大きかったり、根掛かりで糸を痛めると簡単に切れてしまうことがあった。しかし、昨年は03号にあげたところ、ほとんどトラブル無し。水中糸005号で、23pクラスまでは抜くことが出来た。もちろん、それ以上の鮎でも引き寄せなら問題ない。今使っているバランスは、天井糸フロロ08号、上付け糸04号、水中糸複合メタル005号、下付け糸フロロ03号、中ハリス08号というもの。このバランスで、18〜20p平均の鮎ならほぼ問題無いと思う。