開始の合図とともオトリを入れる。今回は持久戦は必至、ウレタン背針を付けて、とにかくオトリを置いておくことに徹する。瀬の中を果敢に攻めた下流側の人達は、流れてくるゴミに悪戦苦闘。中には巨大なゴミの固まりに仕掛けを持って行かれる人も居る。こうなると皆さん意気消沈で、早々に休憩タイムに入る人も出てきた。こんな濁流の中で釣りをすること自体正気の沙汰では無いが、試合ともなれば仕方が無い。過去にも何度かそんな状態で試合をやったことがあるが、こんな時の策としては、鮎がどこに避難するか?どこに溜まりやすいかを考え、あとはひたすら交通事故を祈るしかない。もちろん、天候や少しでも追い気があるのなら明るい浅い場所を攻めるパターンもあるが、ここまで濁りがきついと追いは期待できないので、魚が溜まる場所にじっとオトリを置いておくしかない。
開始から1時間半、移動ややめてしまう人も出てきた。上流から下ってきた人の話では、上流で1本出たらしいとのこと。それが噂になるくらい誰も釣れていないのだ。
そして、ついに私の竿に生命感がある手応えとともに仕掛けが下流に流れていく、慎重に竿を立てると明らかに魚が掛かっている。後は鮎であることを願うだけ、周囲の目がこちらを注目しているのがわかる。タモに収まったのは、奇形で口が曲がった汚い鮎だが、今日はすばらしい魚に見える。真っ白な魚体なので追って掛かったわけではなく、引っ掛かったのは明白だ。その後は残念ながら再び交通事故は起きなかったが、見渡す範囲で釣れたのは私だけ。上位2割が決定戦に残るので、可能性は大きい。
気分良く検量所へ向かうと先に帰っていた真ちゃんがニヤニヤしている。なんぼ釣ったの?と聞いてくる。何と真ちゃんも1尾釣っていたのだ。これには驚き、何と運が良い人だ。聞くところによると地元の人にポイントを聞いたととのこと。さすがコミュニケーション達者な方である。でもそれって反則?
検量の結果、思いの外オトリ混み3尾が多い、噂によると微妙な数だそうだ。運命の結果発表。同尾数の場合、入釣時のクジ順となるとのこと、ホワイトボードへの書き込みを見つめる。若い順番の人が結構続く、通過は34人までとのこと。30位から10番刻みだ、ところが31、32位と数が伸びない!そして34位が126番。あえなく予選敗退だ。もしかしたら次は私の順番かもしれないところだけに悔やまれる。もちろん、180番台の真ちゃんも予選通過ならずだ。本人いわく来年は慎重にクジ引きするとか?
結局釣果を見たのは2割強という極めて不調な大会となった。
ちなみに決定戦は4尾でほぼブロック大会進出、さすがに決定戦では半分以上が釣果を見ている。やはり決定戦に残る人達は、魚の付き場を的確に掴んでいるのだろう。
交通事故は起きるのではなく、起こすもの!

シマノジャパンカップ鮎

2009年7月4日

今シーズン初のトーナメント、しかも出場も初めてのシマノジャパンカップ。大会会場も初となる那珂川の町裏。この場所は毎週のように大会が開催される超有名な会場だ。
今年の那珂川は不調が続いており、これまでに行われた大きな大会でも苦戦が続いている。そこに、今回は前夜からの大雨で濁流という最悪の条件。やるまえから結果は見えている。まるで釣れる気がしない。

 今回の参加者は総勢330人と大規模な大会だ。運命のクジ順は134番。一緒に参加した真ちゃんは180番台。後々、このクジ順を悔やむことになるとは・・・
 オトリ配布とスタートは数列に分けてとなるので、私の順番は結果的に前から10番目とまずまずだ。とはいってもポイントは全く判らないので、とにかく上流へ向かい、人の入り具合を見てからにする。橋を2つ越えたところで、平瀬に向かう人が多いので、この場所に決める。後は位置取りだが、流芯は濁流でとてもオトリを入れられる状態ではないので、瀬脇のたるみに陣取ることにする。開始の合図まで仕掛けの準備をしていると、小さな鮎が目の前で飛び跳ね、俄然やる気が出てくる。

釣れるのはこんな感じのところ、流芯ではなく足元のたるみを釣るのだ

濁流の町裏

運命の結果発表、もう一人呼んでくれれば・・・・